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ミニテックカードを作りたくないとミニミニで物件は借りられない?

数ある不動産会社の中でも大手の1つである「ミニミニ」、
ミニミニで物件を借りるには「ミニテックカード」を作る必要があると言われています。

ではミニテックカードとは何なのか、ミニテックカードを作らないと
ミニミニで物件が借りられないのかなどについて詳しく見ていきましょう。

ミニテックカードはクレジットカード

ネットなどでミニミニで物件を借りるのに必要と言われているミニテックカードは
クレジットカードのことです。

オリコカードが発行しているミニミニでの家賃支払いに対応したクレジットカードのことを
ミニテックカードと呼んでいます。

ちなみにミニミニを運営している会社が「株式会社ミニテック」で、
運営会社の社名からミニテックカードという名前になっているわけです。

ミニテックカードは別にミニミニの家賃支払いに特化したカードというわけではなく、
普通のクレジットカードとして使うこともできます。

ミニミニで物件を借りるのにミニテックカードは必須?

ミニミニの家賃支払いはミニテックカードに限定されていて、ミニテックカードを
作らないとミニミニで物件が借りられないとネットなどでは言われています。

実際にミニテックカードが無いとミニミニで物件が借りられないのか調べてみたところ、
現在はミニテックカードが無くてもミニミニで物件を借りることが可能です。

ミニミニの運営会社であるミニテックの公式サイトの「よくある質問」に
家賃支払いについての項目があります。

公式サイトの家賃支払いに関する項目によると、
現在ミニミニの家賃支払方法は口座振替のみとなっています。

ミニミニで物件を借りるのにミニテックカードが必須でないどころか、ミニテックカード
自体が無くなっていてクレジットカード払いにすら現在は対応していません。

ネットには今でも「ミニミニではミニテックカードが必須」という情報がありますが、
現在はミニテックカードが無くてもミニミニで物件を借りられるので安心してください。

以前からミニミニではミニテックカードが必須ではない

ミニミニでミニテックカードが必須でなくなったのは最近ではなく、
以前からミニテックカードが無くてもミニミニで物件を借りることは可能でした。

以前は入居希望者に対してミニミニがミニテックカードの作製を勧めていたのは
事実です。

しかし強制的にミニテックカードを作らせたり、ミニテックカードを作りたくない
入居希望者に物件を紹介しないといったことはミニミニでは以前からしていません。

ミニテックカードを作りたくない入居希望者は「賃貸保証会社」を利用することで、
ミニミニの物件を借りることができたのです。

ちなみに賃貸保証会社は、
入居者が家賃を払えなくなった場合に家賃を立て替えて支払ってくれる会社です。

最近は連帯保証人が不要な代わりに賃貸保証会社の利用を義務付けている
不動産会社も少なくありません。

ただ賃貸保証会社を利用するには、初年度は家賃の0.5~1か月分、
2年目以降は1~2万円の保証料を収める必要があります。

ミニテックカードを作りたくないなら数万円かかる賃貸保証会社を利用しなければ
ならないので、実質的に「ミニテックカードを強制された」と感じた人が多いわけです。

不動産会社がクレジットカードを作らせる意味は?

現在ミニミニではクレジットカード作製を勧めていませんが、ミニミニ以外の
不動産会社で入居希望者に特定のクレジットカード作製を勧めているケースはあります。

では以前のミニミニのように不動産会社が特定のクレジットカードを勧めるのには
どういった意味があるのでしょうか?

それぞれの不動産会社によって事情が違うとは思いますが、
主にはクレジットカード作製を入居審査の代わりと考えているようです。

物件を貸し出す側の不動産会社や家主としては、
入居者に継続して家賃を払ってもらわないといけません。

継続して家賃を支払ってもらえるかどうかを判断するのに
 ・安定した収入があるのか
 ・過去に家賃対応をしたことがないか
など入居者希望者の人となりを審査するわけです。

ただ不動産会社は信用情報機関で入居希望者の信用情報を確認することが
できません。

ちなみに信用情報機関とは、分割払いやローンなどを利用した場合に
その支払いや返済に関する情報が登録される機関のことです。

基本的には機関に加盟している事業者と信用情報が登録されている本人しか
情報を確認することができません。

不動産会社は信用情報機関に加盟していないので入居希望者の信用情報を
確認することができないわけです。

クレジットカード会社は信用情報機関に加盟しているので、入居希望者に
クレジットカードを作ってもらえばクレジットカード会社が信用情報を確認してくれます。

クレジットカードが作れるということは信用情報に問題が無いということなので、
改めて不動産会社側で入居審査を行う必要が無いのです。

賃貸保証会社の利用を義務付けるのも同様で、
賃貸保証会社に入居希望者の信用情報を確認してもらっています。

不動産会社が特定のクレジットカード作製を勧めるのは
「キックバックやバックマージンが発生するから」と邪推されることがあります。

実際に発生するかは分かりませんが、
不動産会社が特定のクレジットカード作製を勧めるのは主に入居審査目的です。

ミニミニ以外にもクレジットカード作製を勧める不動産会社はある

入居希望者に特定のクレジットカード作製を勧めているのは以前のミニミニだけでなく、
他の不動産会社でも行っています。

例えば有名な不動産会社では「ピタットハウス」が入居希望者に
「夢なびVISAカード」というクレジットカードの作製を勧めることがあるのです。

全ての物件ではありませんが、
夢なびVISAカードで家賃を支払うことでポイントが貯まります。

通常は家賃をクレジットカードで支払ってもポイントは付かないので、
ピタットハウスを利用する場合は夢なびVISAカードで支払った方がお得です。

ただ家賃支払いでポイントが貯められる物件が限られているので、
全ての入居希望者に対してカード作製を勧めているわけではありません。

営業所によって対応が違うこともある

ミニミニでミニテックカード作製を強制されたと感じた人も多いですが、
どうやら利用した営業所によってカード作製の対応が違っていたようです。

実はミニミニの営業所には直営店とフランチャイズ店があり、
フランチャイズ店で多少強引なミニテックカード作製の勧誘が行われていたとのことです。

フランチャイズ店の従業員がミニミニのルールをしっかりと理解しておらず、
「ミニミニの支払方法はミニテックカードのみ」と勘違いしていたケースがあるのだとか。

そのためミニミニの一部のフランチャイズ店の一部の従業員が入居希望者に対して
少し強引なミニテックカード作製の勧誘を行っていたことがあるようです。

現在もミニミニには直営店とフランチャイズ店がありますが、現在はミニテックカードが
無くなったのでフランチャイズ店でもカード作製の勧誘は行っていません。

ミニミニの直営店とフランチャイズ店の見分け方

ミニミニの直営店とフランチャイズ店は簡単に見分けられるようになっています。

ミニミニの営業所には「minimini」のロゴが入った看板が掲げられていますが、
この看板のロゴで直営店かフランチャイズ店かが判断できます。

直営店はロゴの1つ目のminiと2つ目のminiの間に描かれているキャラクターが
ワニです。

フランチャイズ店のロゴに描かれているのはウサギなので、
看板のロゴで直営店とフランチャイズ店が見分けられるのです。

フランチャイズ店には評判の良くないところもありますから、ミニミニを利用する
場合にはワニのキャラクターが描かれた看板の営業所を探しましょう。
(全てのフランチャイズ店の対応が悪いわけではないが・・・)

賃貸物件探しでミニミニを利用するメリット

物件を借りるのにミニテックカードが不要となったミニミニを利用するメリットには
どういったものがあるのでしょうか?

賃貸物件探しでミニミニを利用する最大のメリットは「仲介手数料が安いこと」です。

通常は不動産会社を通して物件を借りると、不動産会社に対して
家賃1か月分(+消費税)の仲介手数料を支払わないといけません。

例えば家賃5万円の物件を不動産会社を通して借りたとすると、
不動産会社に仲介手数料として税込55,000円を支払うことになります。

ミニミニの仲介手数料は税込で家賃1か月分の55%です。

例えば家賃5万円の物件をミニミニを通して借りると、
ミニミニの仲介手数料は27,500円と一般的な不動産会社の半分で済むのです。

賃貸物件を借りる際には仲介手数料以外にも
 ・敷金
 ・礼金
 ・保険料
 ・共益費
 ・家賃の前払い
など何かと費用がかかります。

ミニミニだと仲介手数料が半分で済むので、
物件を借りる際の初期費用を抑えられるのです。

ただし仲介手数料が55%なのは直営店で、フランチャイズ店だと1か月分の
仲介手数料を請求されることもあるので注意してください。

敷金・礼金・退去費用不要の物件がある

ミニミニには
 ・敷金
 ・礼金
 ・退去費用
が不要な「スーパー君」物件というものがあります。

「敷金」は退去時の修繕や家賃滞納に備えた保証金のようなもので、
家主に対して支払うのではなく預けておくお金です。

滞納した家賃が無く退去時に修繕の必要が無ければ、
入居時に預けた敷金は退去時に返してもらえます。

「礼金」は入居させてもらうお礼として家主に支払うお金で、
最近は敷金のみで礼金は不要となっている物件も増えています。

「退去費用」は入居していた部屋の原状回復や修繕に必要な費用です。

通常は入居時に預けた敷金で賄われますが、
敷金以上の費用がかかる場合に別途退去費用を請求されます。

敷金と礼金はそれぞれ家賃1~2か月分が相場で、
敷金・礼金合わせて2~3か月分となっていることが多いです。

退去費用は退去時の部屋の状態によりますが、
敷金を差し引いた上で数十万円請求せれるケースもあります。

ミニミニのスーパー君物件は敷金・礼金・退去費用が全て不要なので、
他の不動産会社よりも賃貸物件の利用にかかる費用を数十万円安くできるのです。

またスーパー君物件は退去時の立会いも不要で、
必要書類を添えて部屋の鍵を家主に返却するだけで退去手続きが完了します。

さらに「進化したスーパー君物件」という家具付きで敷金・礼金・退去費用が
不要な物件もあります。

ただスーパー君物件はそれほど多くなく、東京23区内では全部で8000以上物件が
ある中でスーパー君物件は1000足らずしかありません。

エリアの偏りも多少あるので、必ずしも住みたいエリアにスーパー君物件があるとは
限りませんから注意してください。

ミニミニを利用する際に注意すべきこと

ミニテックカードが無くなったことで1つ減りましたが、
それ以外にもミニミニを利用する際には注意しておかないといけないことがあります。

ミニミニの評判をネット掲示板やSNSで調べていて、
多くの人が注意点として挙げているのが「ミニミニライフサポート」です。

ミニミニライフサポートはミニミニを通して物件を借りる場合に加入しないといけない
サポートサービスで
 ・入居者保険(火災、家財)
 ・生活サービス
 ・U-NEXT
 ・住み替え特典
 ・割引優待サービス
 ・契約特典
などがセットになっています。

料金は床面積が40㎡未満は月額3,000円、
40㎡以上は月額3,500円で家賃とは別に発生します。

「入居者保険」については賃貸住宅に入居する以上は加入が必須なので
特に問題はありません。

「U-NEXT」も利用すれば損にはなりませんし、「住み替え特典」も次回もミニミニで
物件を借りると仲介手数料がゼロになるのでお得です。

「割引優待サービス」は映画館やテーマパーク、デリバリーなどの割引クーポンが
貰えるサービスですから入居者にはプラスとなります。

「契約特典」は簡易消火具など生活する上で便利なグッズが貰えるので、
これも特に評判は悪くありません。

問題は「生活サービス」で、水回りや電気、ガスなどのトラブルが発生した場合に
24時間年中無休でサポートが受けられるサービスとされています。

ただ実際に利用した人によると
 ・対応が遅い
 ・電話が繋がらないことも多い
 ・サポートをお願いしたら断られた
などといったことがあるのだとか。

24時間年中無休を謳っておきながら、実際はほとんどまともにサービスが
受けられないといったことがあるので注意が必要なのです。

ミニミニライフサポートは解約することも可能ですが、
解約すると別途火災保険に加入する必要があります。

火災保険の保険料は年間3,000~15,000円が相場で、U-NEXTは
月額1,990円なので生活サポートが満足に受けられなくても一応元は取れています。

まとめ

ネットなどで「ミニミニで物件を借りるにはミニテックカード作製が必要」と
言われることがありますが、その情報は古いです。

以前は作製を勧めていましたが現在はミニテックカードが無くなっており、
ミニミニの家賃支払いは口座振替のみとなっています。

他の不動産会社に比べると取り扱い物件数が少なめなので、
「ミニミニ一本」で物件を探すのはおすすめできません。

ただミニミニは仲介手数料が安く、敷金・礼金が不要な物件もあるので、
引っ越し先を探す際の選択肢の1つとしてならミニミニはかなりおすすめです。

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